矢田寺の歴史と北僧坊

水子供養の基礎知識

様々な理由からこの世に誕生できなかった、胎児の魂を供養することを水子供養といいます。この供養とは、この世に生を受けることが叶わなかった、悲しい事実を懺悔するものではなく、その穢れない優しい魂を天国へと導く、仏様への感謝と功徳を授かるのです。

水子供養の始まり

水子供養を最初に始めたのは江戸時代の浄土真宗・祐天だといわれています。それまで供養もされていなかった水子に法名を授け、供養をしたのです。しかし、それは亡くなった子供の魂を供養したというよりも、子供を亡くした親の苦悩を、救済するための行為だったのではないかと考えられています。

また、戦後の日本では人工妊娠中絶が爆発的に増加し、1970年代頃から水子供養が全国的に広まることとなり、現在まで盛んに行われるようになりました。
かつては、生まれてすぐに亡くなった子供や、幼児期、乳幼児期に亡くなった子供を指すこともあったようです。

水子供養の方法

水子の供養は来寺供養や自宅供養などで行うことができます。まずは水子供養を行っている寺院に水子供養をしたい旨を伝えます。そして希望の日程や水子の数、ご命日など必要事項を伝え、水子に戒名をつけるかを決めます。

その際、生まれてくるはずだった子供の名前が、決まっていればその名前をつけてあげ、それを卒塔婆や位牌に記し読経を行い、お供え物や線香を焚きます。一般的な先祖供養では精進料理をお供えしますが、水子供養の場合はお菓子やおもちゃ、ジュースなど子供の喜びそうなものをお供えすると良いでしょう。

水子供養で大切なことは水子をいつまでも忘れないであげることです。自分の心の中で念じるだけでも水子に伝わり供養になります。

水子供養など供養に関することはぜひ、奈良県の当坊へお尋ねください。長い歴史を誇る寺院であり、皆様には矢田寺やあじさい寺などの呼び名で親しまれております。本堂前にはあじさい園があり、六月から七月にかけて六十種類、一万株のあじさいが咲き誇り、風情あるあじさいを楽しむことができます。

また、豊臣秀長公の書院、茶室は移築以来四百年の歳月を経ており、壁面の脱落や欠損のため大修理が必要となり昭和五八年より三年二ヶ月の期間をかけ復興しました。アクセスもしやすい場所に位置しておりますのでお気軽にお立ち寄りいただけます。

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矢田寺の主な行事

修正会
一月一日~三日
修二会
二月一日
涅槃会
二月十五日
春彼岸会
春分の日の前後一週間
正御影供
四月二十一日
開山会
六月六日
盂蘭盆会
八月一日~七日
施餓鬼会
八月十八日
地蔵盆
八月二十三日、二十四日
秋彼岸会
秋分の日の前後一週間
仏名会
十二月九日
弘法大師御影供
毎月二十一日
地蔵菩薩欲日
毎月二十三日